2013.09.15
日々のこと 9月12日インビザラインステップアップセミナーでの講演を無事終了しました!
ハワイのDr.Sean Holidayとともにインビザライン治療の基本的な考え方をお話させて頂きました。
スタッフに撮ってもらった写真をもとにそのときの模様を振り返りたいと思います。
私の講演のタイトルは「症例に応じたクリンチェッックデザインとケースマネージメント」です。
診断とそれに準ずる治療計画の立案において、重要なポイントをお話させて頂きました。特にクラスⅡの治療は従来のワイヤー矯正治療の計画と大きく異なりますので注意が必要です。
いつも講演で、私が矯正医の立場で感じた従来のワイヤー矯正治療にはないインビザライン治療の3つの大きなメリットをお話してます。
1つはデジタルセットアップモデル作製により何パターンもの治療計画を検証できることです。抜歯、非抜歯の検証が正確にできます。
2つめは大臼歯の遠心移動が比較的簡単に可能なことです。これは矯正の世界では革命的なことです。矯正医が一番求めていた歯の移動ができることで、治療計画の考え方が大きく変わりました。
3つめは矯正治療後の歯列の安定(保定)に、インビザラインシステムが非常に優れているという事です。最後のマウスピースのデジタルデータから生涯同じ型のものを生産できるため、後戻りを防ぎやすくなります。
私の思うクリンチェック(デジタルセットアップ)のチェックポイントを簡単に箇条書きしました。
時間がなくて細かくは説明できませんでしたが、Holiday先生の講演と一緒に聴くことによりイメージは理解して頂けたと思います。
インビザライン治療におけるⅡ級、Ⅲ級エラスティックの重要性は以前から強くお話しさせて頂いてますが、その目的、作用などについて詳しくお話しさせてもらいました。
インビザライン治療の抜歯ケースにおいてもっとも注意しなければ行けないのが、ボーイングイフェクトと言われる舌側矯正にもよく発現する現象なんですが、その発現のメカニズムから予防策、リカバリーテクニックをお話しさせて頂きました。
スライドには「インビザライン治療は経験を重ね、セミナーで情報収集を行い、技術が向上すれば適応症例がどんどん拡がります」と書いてます。
現時点ではインビザラインの日本語の入門書のようなものはないですし、洋書であってもかなり内容が古いので、現実的にはこのようなセミナーに参加して頂く事でしか最新の考え方をお伝えし、共有することができません。
インビザライン治療の向上は手先の技術を向上していくというよりは、脳の中のインビザラインIQを高める事で可能です。
つまり、クリンチェックの作製法やケースマネージメント、リカバリーテクニックは知識と理解により、一瞬にしてレベルアップする事ができます。
そこには他の治療法にありがちな技術向上のための時間的制約(修行期間)のようなものが比較的少ないと思います。だからこそセミナーに参加し、情報収集する事の意義が他の矯正のセミナーより遥かに大きいと思います。
参加して頂きました先生方に大きな矯正治療のアドバンテージを身につけてもらい、明日からの診療が大きく変わったと信じてます。
セミナー終了後のアンケート結果では、私の講演にとても良い評価を頂きました。
私の200枚のスライドによるせわしない発表にも関わらず、解りやすかったという意見を多く頂きとても嬉しく思います。
熱心に聴いてくださってありがとうございます。また頑張りたいと思います。
Holiday先生の講演はインビザラインの重要なポイントを広範囲で網羅されていましたので、インビザラインの導入を検討している先生方にはとても役に立ったのではないか思います。素晴らしいレクチャーでしたのでまた日本に来て欲しいですね。
Holiday先生は憧れのハワイで3つの矯正専門クリニックを持っています。
矯正医としてまさに夢のような人生を送ってますね!正直羨ましいです(笑)。
翌日Dr.Sean Holidayが私のクリニックに見学に来られました。
毎日、大阪クリニックの先生と一緒に行っているインターネット会議(合同クリンチェック)にも参加して頂き、有意義なディスカッションができました。
Holiday先生ありがとうございます!
Holiday先生は意外にもお好み焼きが大好きだとおっしゃってましたので、赤坂にある広島風のお好み焼き屋さん「さっちゃん」に食べに行きました。
実はかなりの親日家で、美味しそうにお好み焼きに七味をたっぷりかけてたのには驚きました(笑)。
最後に次回の講演のお知らせ。
11月4日に開催されるインビザライン臨床セミナーで講演します。より難易度の高い治療の考え方、テクニックをご紹介したいと思います。
インビザライン治療テクニックの向上を目指している先生方必見です。多数のご参加お待ちしております!
2013.09.05
日々のこと来週の9月12日木曜日にインビザライン・ステップアップセミナー
ー基礎から学ぶ症例診断 ー が開催されます。
海外からはハワイの矯正医、Dr.Sean Holliday が講演されます。
賞を取ったことのあるたいへん優秀な先生とお聞きしました。どんなケースが見れるのか非常に楽しみにしてます♪
私は「症例に応じたクリンチェックデザインとケースマネージメント」
というテーマで講演します。現在スライドの作製、準備にとりかかっています。
今までの講演では、多くの症例をお見せしてインビザライン治療の可能性を実感して頂きたいという趣旨でスライドを作製していましたが、
今回はインビザライン治療計画の作製時に陥りやすい間違いを回避するための注意すべきポイント、理屈を中心にお話したいと思っています。
また、それと同時にトラブルシューティング、リカバリー法などについてもお話ししたいと思います。
インビザラインを安心して導入し、治療を成功するためのノウハウを濃縮してお話しします。
インビザラインには興味があるけど自信がない、途中であきらめてしまった、
そんなお悩みの先生方に絶対に無駄にならないことをお約束します。
たくさんのご参加お待ちしております!
理事長・東京院 佐本 博
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