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東京院 佐本院長のブログ
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インビザライン ヨーロッパ サミット 2008( イタリア/ミラノ)

インビザライン ヨーロッパ サミット 2008( イタリア/ミラノ)

【インビザライン ヨーロッパサミット 2008】

2008年5月29~31日に北イタリアで開催されたインビザラインサミットに参加した時の模様をご報告致します。前回のラスベガスでのサミット同様、世界中から多くの矯正医が招待されていました。アメリカ、カナダ、ブラジル、スイス、イスラエル、メキシコ、オーストラリア、イタリア、イギリス、ドイツ、ベルギー、香港、オーストリア、中国、スペイン、ノルウェーなどオリンピックさながらにインビザライン治療に取り組んでいる数多くの国の先生方が学会場に集結していました。今回の学会で世界中の著名な矯正医のレクチャーに参加し、私自身の治療に対する考え方や方向性に自信を深めることができました。また、学会中のディナーショーに参加したことで多くの海外の矯正医との親交も深めることができました。インビザライン学会を通じて世界中の文化に触れ、人間的に大きく成長できたのではないかと感じています。
前回のサミット同様、アライン・テクノロジージャパン(インビザライン・ジャパン)の加藤社長と松岡先生に同行させて頂き、楽しい学会旅行となったことを感謝致します。

第4回をむかえたインビザライン ヨーロッパサミット。
場所は北イタリアのマジョレー湖畔にあるホテルで行われました。

学会初日の午前はDr.Paquette(ドクターパケット)を初めとする3人の講師のGeneral Sessionsが大きな会場でとり行われました。

そして午後にはドクターの症例経験に応じて、3つのコース(White,Blue,Platinum)に別れてセッションが行われました。

写真中央がドクターパケット。右端がDr.松岡、左端が私です。

 

Dr.Paquette(ドクターパケット)ー

午前のGeneral SessionsではDr.Paquette(ドクターパケット)の講演がありました。アメリカの学会で数多くの名誉ある賞を受賞している著名な矯正医で、現在600症例を越える患者をインビザラインにより治療しています。世界のインビザラインドクターではトップクラスのドクターです。先日のデンバーで行われた世界最大の矯正学会(AAO)では初日のメインで講演されていました。今回のイタリアサミットGeneral Sessionsではインビザラインケースセレクションや補助矯正治療のポイントについて講演されました。

ブルース・ウィルスのようなアロハシャツに坊主頭の風貌で、大学病院のような大きなオフィスを持ち、オフィスには子供の患者さんを送りむかいするための専用ハマーがあり、さらにかわいい女子4人!のパパであり、すべてにおいてスケールが違う本当に凄い先生です!

自分の歯並びを気にしてアメリカの学会に一緒に同行してきたパケットの奥様が偶然見つけて、「これでやってくれと」希望した装置がインビザラインだったそうです。試しにはじめた第一号の患者が奥様で、それが今後インビザライン治療へシフトするきっかけだったとは興味深いエピソードです・・・。

 

「ドクターパケットのホームページ」  http://www.paquetteortho.com/AboutUs/About.htm

初日午前のGeneral Sessionsが終了した後は、ドクターの治療レベルに応じて3つのセクションに別れてのTrack Sessionsとなった。

私と松岡先生はインビザライン症例経験数があるドクターのみが参加するPlatium sessionに参加することができました。

講師は先程のGeneral Sessionで講演したDr.Paquette,ドイツのDr.Schuopp、韓国のDr.Joo、フランスのDr.Bouchezでした。

ドイツのDr.Schuopp(ドクターシュープ)の講演(Interdisplinary Concepts)は大変印象的でした。

Dr.Schuoppはドイツに自分のオフィスをもつ傍らイタリアのFerrara大学の客員教授として世界中の学会で講演を行っています。今までに1000症近くのインビザライン治療実績があり、矯正治療のみならず顎関節治療のスペシャリストでもあります。

今回のサミットでは口腔周囲筋の機能を改善するクラシカルな矯正装置(フレンケル)とインビザラインを併用しての小児矯正に対する新たなアプローチや審美的な回復を目的とする補綴治療を併用した緻密なインビザラインテクニック、そして日本人ドクター好みの美しく仕上がった数多くのすばらしい症例を見せて頂きました。

Dr.シュープが行なっていた小児矯正におけるインビザラインの導入(インビザライン・ティーン)は現在アメリカを中心に試験的に始まっており、今後の臨床報告が楽しみです。

Dr.シュープにはぜひ日本でも講演して頂きたいものです。世界にはいろいろな先生がいるものだと改めて痛感させられました・・・。

 

Dr.Schuopp(ドクターシュープ)のHP

http://www.schupp-ortho.de/cms/front_content.php

午後のPlatium sessionの3人目の講師は韓国のDr.Joo(ドクタージュー)。

Dr.Jooは韓国の大学の准教授である傍らあの有名なSAMSONGのメディカルドクターをしている凄い先生で、

インプラントアンカー先進国である韓国ならではのインプラントアンカーを利用した補助矯正装置を用いた最新治療について講演されていました。

講演の冒頭ではアジア人と欧米人の矯正治療の違いについて触れ、韓国人や日本人の若い女性が望む理想的な横顔は西洋人のモデルのような口元の引っ込んだ横顔であり、唇の先端がエステティックライン(鼻の先端と下アゴの先端をむすんだ仮想の直線)よりも内側に位置するように要求する患者さんが多く、鼻の低いアジア人は当然のことながら欧米における矯正治療と比べて抜歯症例が多くなり、矯正治療もシビアになる傾向が多いことを話されていました。

 

そのようなアジアにおける矯正治療の背景を踏まえたうえで、シビアな抜歯症例をインビザラインを用いて治療を行うために独自の補助矯正装置を開発し、その有効性について講演されていました。Dr.Jooの装置はインビザライン治療前に口蓋3本埋入したインプラントアンカーから前歯部をあらかじめリトラクションすることにより、臼歯部のアンカレッジロスを未然に防ぎ、ワイヤーを用いず直接前歯部6本を連結したロングアームのブラケットをエラスティックゴムで牽引することから、フリクション(摩擦)フリーの状態で前歯部をスピーディーかつアンカーを確保しながら確実に動かすことができます。

 

当院においても激しいガタガタが伴うシビアな抜歯症例では、同じようなコンセプトで考案したナンス改良型補助的矯正装置(商標登録名:スライドアーチ)を使用してインビザライン前の補助的矯正を行なっています。

スライドアーチはDr.Jooの開発した装置のようなシンプルで快適な装置とはいえないですが、インプラントアンカーのような外科処置も必要なく、装着期間も平均半年程度(Dr.Jooの装置は約1年)なので、患者さんにとって早い時期にインビザラインによる治療に移行でき、トータルの治療期間が短縮してストレスが軽減できるという意味ではDr.Jooの装置と同じようにインビザライン治療におけるアドバンテージがある補助矯正装置だと考えています。いつか学会で発表したいと思います・・。

 

Dr.Jooや私の現在のシビアな抜歯症例に対するインビザライン治療の考え方はインビザライン前に補助矯正を行なうことを前提とし、途中にインビザライン単独治療へ移行することが基本ですが、最近ではシビアな抜歯ケースでもインビザライン単独治療での成功症例が多数報告され、アタッチメントの改良や工夫、クリンチェックにおける歯の移動シュミレーションテクニックを向上していけば、まだまだ単独でもシビアな抜歯ケースにおける治療の可能性が広がると考えてます。改めてインビザラインは無限の可能性を秘めた夢のある矯正装置だと実感しました。

当院で使用している装置(スライドアーチ)

- 学会2日目 -

学会2日目の前半はDr.Gardner、Dr.Kuo、コーヒーブレイクの後はDr.Bergeyron、Dr.Bazzucchi、Dr.Drechsier、Dr.Bamfold、Dr.Derakhshanとヨーロッパの先生を中心とするGeneral Sessionsが行なわれました。

Dr.Gardner(ドクターガードナー)は臨床歴30年の大ベテランの先生です。長い間従来の矯正装置が中心だった医院を近年インビザラインを導入を期に思い切って大きく院内のシステムを変更したと言います。先見の明がある柔軟な考え方をお持ちの先生だなと感心しました。インビザラインの健康への有効性、インビザラインシステムにおける経営的テクニック、スタッフ教育など様々な分野について講演されていました。

次の演者であるDr.Kuo(ドクタークオ)は台湾系アメリカ人で、インビザライン社に在籍している矯正医です。アライン社に世界中から集まる患者さんのデーターを様々な項目で国別に分析し、その結果をトップ10形式で発表されていました。アライン社ではないと決して出来なかった世界初の国別の様々な角度でのデータ解析結果はとても興味深く、勉強になりました。

今後、不正咬合のタイプ別に平均的な治療期間を算出するなど今まで存在しなかった臨床応用できる様々なデーターがアライン社から出てくることが予想されます。また国や人種別に比較検討した様々な治療データーも出てくるでしょう。Dr.Kuoの研究を今後とも注目していきたいと思います。

最後に学会2日目Dr.GardnerのSign Up Sessionsに参加して、インビザラインヨーロッパサミット2008を無事終えることができました。

2日間の学会で様々な国の先生のテクニック、情報、価値感を学ぶことができ、自分なりに大きく成長できたと感じております。

今回の学会で得たことは日々の臨床に応用していきたいと思います。 

学会中のディナーの時にDr.Schuoppをはじめとするドイツ人の先生方と話すチャンスがありました。

性格や治療に対するこだわりは日本人に似たものがあり、妙な親近感を覚えました。

矯正治療に対するフィロソフィーについて有意義な意見交換をすることができました。

理事長・東京院 佐本 博

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