東京 青山・難波 なんばのインビザライン(マウスピース型カスタムメイド矯正装置)マウスピース矯正専門歯科 青山アール矯正歯科

スタッフブログ

STAFF BLOG

2020.10.19

青山アール矯正歯科 上田です

 

2020年10月16日 インビザライン アジアパシフィック バーチャルシンポジウム2020がオンラインで開催されました

サミットではインビザラインの新しい機能が紹介され、これからのアラインの展望をシェアする場であり、国を越えて色んなドクターと交流を持つ貴重な場です。

今回はCOVID-19の影響で全面オンラインでの開催となりましたが、場所や時間にとらわれず参加することができたのは良い試みでした

 

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今回のテーマは「Redefining Best:ベストを再定義する」

 AlignのPurpose,Priorities,and Valueesは「Transforming SMILES changing lives

 

 

 

Alignはこれまでも、治療結果の向上・診療効率化をめざしデジタル化を進めてきました。

それが、COVID-19により、新たにツールを加えデジタルプラットフォームを駆使したクリニックの在り方自体をもう一度再定義してNewNormalな診療体制を作ろうという意味が込められています。 今回の講義内容も、このCOVID-19の状況下でも新しいツールを使い患者がクリニックに足を運ばなくても診療が進められる事例が数多く紹介されていました

 

今回の大きなトピックは

・デジタル治療計画をワークフローに統合し、患者に最適な治療結果と経験を提供しているかの知見

・COVID-19による診療活動の低下を迅速に回復させたノウハウ

・In-Face Visualization搭載の新しいClinCheck Pro 6.0ソフトウェアの発表

 

 

<オープニングセッション>          

Ms Julie Tay(APAC management director)

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アジアパシフィック地域では、9月に100万人目のインビザライン患者が誕生しました。全世界では900万人を突破しています。 今年はCOVID-19の影響もあったが、これまでやってきたデジタルワークフローは真に価値があるものであり、これからもその価値を深め提供し続けていくという方針を語られました。 そして、アラインが行う社会貢献もさまざまな活動を通じて行われています。

 

アラインのデジタルワークフローがアップーデートされ、各セクションで紹介されました

 

・ベストを再定義するーアラインデジタルエクスペリエンス    Dr Lionel Hui Bon Hoa

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  クリンチェックPro6.0がリリースされ、クラウド管理され、どのデバイスMacでもアクセスできるようになりました。大幅にデザインも変わり操作性も向上しました

そしてIn-Face Visualizationツールによりスマイルをクリンチェックへ反映できるようになりました。顔貌・唇・スマイルを考慮した計画が具現化されました

デジタルプラットフォームを用いて診療を効率化し、それが結果的に患者中心としたデジタルエコシステムとなります

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・将来に保証のある診療活動に向けて           Prof Yanheng Zhou

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 COVID-19にかかわらず、将来にわたってクリニックを継続していくためにはデジタル化アライナー矯正は必須です。 iTero,クリンチェックをもちいたヴィジュアル化は患者にとって受け入れやすいものであり、クリニック側の管理も将来にわたって行いやすいものです。そして、COVID-19の中でもSNSやWEBをもちいて患者へ矯正歯科の啓蒙を行い、患者間コミュニケーションを重要にとらえていました。またドクター間の教育やトレーニングにかける時間も増やし、高いレベルの教育が行われるよう取り組まれていました。

クリニックの将来性にも、患者ニーズをかなえるためにもデジタル化は不可欠である。

 

・インビザラインで未来を体験       Dr Vicki Vlaskalic 

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 In-Face Visualizationの使用法

 Invisalign photo uploaderの“wide smile”を撮影、iTeroデータをドクターサイトへアップロード。 クリンチェック上のスマイルアイコンで、顔貌スマイルと歯列が同時に確認できるツールです。スマイルが術前・術後で見れるだけでなく、歯牙の修正を行うことと連動しスマイルに反映されます。 患者への治療計画説明においても有効的

常に新しい技術やツールを取り入れ、自分自身も向上していくことが大切だというVickiの言葉で締めくくられました

 

 

 

<オルソブレイクアウトセッション>

・デジタルプラクティスワークフロー           Dr Hiroshi Samoto

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佐本先生もスピーカーとして「デジタルプラクティスワークフロー」について講義を行いました。

 COVID-19以前から、クリニック内の作業をiPadで行うことを標準化しており、患者データ・カルテをクラウド管理しています。佐本先生は国内・海外講演の合間をぬい膨大なクリンチェック修正作業を行っています。隙間の時間を使いどこでも患者カルテ、ドクターサイトを確認できることは非常に重要なポイントです

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クリニック側もペーパーレス、スタッフ側も作業シンプル化、時間や場所に縛られずサスティナブルな診療体制となることで、リアルに来院される時にはじっくり時間をかけて手厚い診療ができます。 また、今回のCOVID-19でオンライン診療のニーズの高まりにより受け入れが増えたことも新たな発見でした。患者側もオンライン体制が十分にとられていれば通院可能なエリアに限らず、クリニックを選択できることがメリットです。

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 そして、場所を越えたコミュニケーションは東京と大阪をつないで診療カンファレンスを行うことでも開業当時から行われていました。 逐一、Dr.Samotoと治療方針について意見交換を行えることは私たちも安心で、患者にとってもより高いレベルの治療を提供できる体制となっています。

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・見たままの結果が得られる?– 抜歯治療におけるクリンチェック計画の予測可能性を向上させる方法       Prof Wenli Lai

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 抜歯治療の予測実現性の向上はアジア地域において長年のテーマです。

矯正力(適切な歯牙移動)、アンカレッジ(ステージング、インプラントの工夫)、効率化(オーバーコレクションや適切なアイテムの利用)を考慮して治療計画をたて、診療中のモニタリングを行うことが重要です。ボーイングエフェクトを防止するためアンカレッジプレパレーションを施し、リンガルルートトルクを前歯部に追加した治療計画を作成します。

 

・Z世代のデジタル治療計画           Dr Maggie Chiu

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 現在インビザライン患者の多くがデジタルネイティブです。治療計画を視覚化してアプローチでき治療理解を深めることができます。密なコミュニケーションは良い患者関係を構築している。患者自身で口腔内を撮影しモニタリングすることでコンプライアンス向上も期待できる。

 

 

 

<クロージングセッション>

・デジタルやコンピュータ上での患者対応を通して、事業の回復を加速するには              Dr Meghna Vandekar

新しい診療体制を整えるために、再教育する。

 Invisalign Virtual Consultationを用いて患者へアプローチ:患者にZoomアプリをダウンロードしてもらいアポイント日時を決定する。 ドクターサイトからリンクを送信するように非常に簡単なシステムである。 患者と容易にオンラインでつながることができ、

コンプライアンスの確認、アライナーの進み具合や歯牙移動の経過状況を確認することができる。

診療室へはアタッチメントやIPRのアポイントを優先させ、通常のフォローアップはオンラインで行い通院頻度を調整できる。

 

・デジタル時代に参入するための治療の変革              Dr Enrica Sham

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 Align ADAPTを利用したクリニック増患のアプローチ:デジタルトランスフォーメーションを利用しビジネスサポートを行うコンサルティングプログラム

インビザラインを利用してクリニック運営の最適化を行うサービスは新しい試みです

 

・品質を維持したデジタル化           Dr Brian Amy

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バーチャルケアアプリを利用したモニタリングで、患者自身に撮影してもらいアライナーフィッティングの確認を逐一行うことで最小限のアライナー数、追加アライナーも最小限で治療を終えることができている。 同時に口腔内衛生状況も必要に応じて衛生士により指導を行っている。診療を効率化することで、より多くの新規患者を受け入れることができインビザラインはそれを可能とする唯一のシステムである

 

 

閉会式              Dr Mitra Derakhshan 

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 デジタルトランスフォーメーションの改革 

デジタルだからこそ可能な治療結果向上をめざし、膨大なデータを分析し効果的な歯牙移動プロトコールを推奨している

その一環として、クリンチェックPro6.0のバージョンアップ、In-Face visualizationツールの導入、それに伴いend-to-endでのデジタル化

患者とのより密なコミュニケーションを図るためのVirtual Careアプリでモニタリング。

さらに私たちドクターへの情報共有や教育育成はアライン側から提供されるオンライン教育ツールがさらに充実化されています。

 

長いレポートとなりましたが、次回はサミットの場でお会いできることを楽しみにしております

Keiko Ueda

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インビザラインAPACバーチャルシンポジウム 2020

2020.05.25

青山アール矯正歯科 上田です

 

新型コロナウイルスの影響で今までと違った生活スタイルになり、私たちの意識も多くの変化がありました。

クリニックは広々とした個室なので3密になることはなく、他の患者さま同士は顔をあわせることも少ないので安心ですし、消毒滅菌管理は導線の確認を行い今まで通りのシステムで問題ないと再認識しました。

またこの状況下で普及したオンライン診療モニタリングデバイスを用いて、遠方の患者様にも治療クオリティーを維持しながら来院頻度を減らす取り組みができるようになりました。

 

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そんな中、5/24(日)大阪院 徳久先生によるインビザライン ステップアッププログラムもオンラインで開催され、北海道から九州まで距離関係なく一度に多くの先生方に受講いただきました。

 

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今回のテーマは、「Deep Bite」です

Deep Biteに対するアプローチは、適切な診断と治療計画がとても大切になります。その計画が達成できるように、適切なクリンチェックを作成しなければなりません。

インビザラインにはさまざまな機能があります。そのテクノロジーを駆使し、良好な治療結果をもたらすためのヒントが今回のセミナーに盛り込まれていたのではないでしょうか

 

 

 

オンラインセミナー当日までに、三本のビデオでDeep Biteの概略を学んで頂きました

1 Biomechanics and treatment Plan for DeepBite

 ディープバイトの診断・治療計画の立て方

 治療ゴールの設定とゴール達成までのアプローチ

 拡大・圧下・傾斜移動を複合的に判断するチェックポイント

 

2 Prescription & Clincheck Review

適切に歯を動かすためのステージング、歯牙移動にあわせたアタッチメントの選択

IPRの考え方

エラステックの使用法

 

3     ClinCheck Modification

一症例目はイニシャルクリンチェック、追加アライナーのクリンチェック、それぞれの修正ポイント

二症例目は、Peer Review Award受賞症例の解説から、DeepBite治療のコツをご紹介

 

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5/24(日)当日は、100名弱の先生方とオンラインでつなぎ、ライブプレゼンテーションと、参加されている先生方の症例相談・ディスカッションが行われました

4     Case Review and Clincheck Modification

参加されている先生方からの症例相談 実際にクリンチェックProで修正アドバイス

 ・2級Deepbiteについて 遠心移動とエラステックジャンプ 前歯圧下のステージング

 ・正中離解+2級Deepbite 遠心移動とエラステックの使い方

 ・叢生 拡大量とIPRの考察

 ・インビザラインファースト アーチ形態と拡大量 アタッチメントの選択

5 Trouble shooting of DeepBite

 仕上げの方法とトラブルシューティングを解説

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徳久先生の治療に対する考え方が纏められていて、今後、インビザラインに取り組まれる先生方の力になる内容だったと思います

 

 

今までは各地方で開催されるセミナーに足を運ぶしかなく、また人気の講座はすぐに満席になってしまうなど学ぶ機会も制限されていたこともありました。

今回は、事前のビデオ学習で隙間時間を使って予習して頂くことで知識を入れて頂き、当日は徳久先生とディスカッションしながら疑問を解消して頂く時間もあり有意義なセミナーになったのではないかと思います。

世界情勢が不安視される中でも、さまざまなデバイスやシステムを使って、より効率的により身近にインビザラインを学べるようになったことは良いことですね。

しかし、フォーラムやサミットなど大規模なイベントでリアルに集える機会も学びの場として大切だと思います。

先生方の環境や状況に合わせて、また習得する内容に応じてさまざまな選択肢が用意されていることは心強いです。

 

セミナー中にもありましたが、講義のご質問などありましたら各担当営業様を通じてご連絡ください

2019.12.09

第5回 日本アライナー医療研究会

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12/8 昭和大学病院で行われた日本アライナー研究会に、大阪院徳久先生・魚田先生、東京院豊城先生・藤巻先生と参加しました

この研究会は、昭和大学矯正科 槇教授のもと佐本先生土岐先生が主軸となり、アライナーで治療困難となったケースをディスカッションし、日々の診療に生かすために企画された学会です

今回のケースディスカッションでは、登壇された先生から治療を省みて問題点が提議され、会場からの質問も踏まえ土岐先生、佐本先生からアドバイスをいただき、槇教授が総括するという流れでした。

順をおって内容を簡単にまとめてみたいと思います

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①アマノ歯科 天野錦治先生

 「片側性に歯牙移動しなかったExt caseのAligner Bowing effect」

 右上下5番欠損、左上下4番抜歯してインビザラインで治療、オーバーバイトが深くスペースが残り5年経過していることについてディスカッション⇒左側非抜歯の検討もすべき

右上4番ローテーションしなかった症例⇒右上にインプラントアンカーからパワーチェーンで牽引した(アンキローシスの可能性も示唆する)

  • ②銀座しらゆり歯科 伊藤啓介先生

 「省みることの重要性」

 ・前歯部OpenBite 上顎前歯挺出と傾斜により前歯部早期接触による臼歯部開咬になった反省した⇒ 前歯を挺出せずに上顎遠心移動を加えながら、下顎臼歯を若干圧下しカウンタークロックワイズローテーションにて前歯部改善させる

  • ③名古屋イースト歯科 尾崎桂先生

 「ワイヤーレベリングにより治療難易度があがってしまった症例」

上下重度叢生を上下左右4番抜歯後、3番リトラクションのためセクショナルワイヤーを使用したが臼歯アンカレッジロスしてしまった

下顎スピーが大きいことに加えオーバージェット・オーバーバイトが大きいため、上顎遠心移動にて大臼歯関係を1級に回復させることと、下顎の圧下のためにミニスクリューを犬歯から引くことで改善を図った。下顎前歯部にリンガルルートトルクを組み込むことで下顎前歯のリセッションもカバーした

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  • ④ときざね矯正歯科 時實千代子先生

 「叢生症例 拡大の効果をCT断面画像で検証」

 拡大した症例を保定後2年経過しCTにて歯根の位置を確認した 

歯槽骨の厚みや歯根の角度によって拡大可能な量の設定を見誤らないよう注意する

 

 

⑤オレフィス矯正歯科 青木先生

 「著しい過蓋咬合を伴う2級2類叢生症例」

 右上4、左上5抜歯後、先にレベリングとスペースクローズをブラケットワイヤーにて行った 下顎はBHを装着した

 その後、アライナーに移行した DeepBiteに対して犬歯と前歯を分けて圧下したクリンチェックを作成し、さらに追加アライナーにてオーバーコレクションの目的でさらに上下前歯部圧下を加えた

下顎傾斜拡大も相まって叢生を改善しながらバイトアップができた、犬歯・前歯の圧下を確実に行うことで予測実現性が高まる

 

⑥アマリ歯科クリニック 甘利佳行先生

 「当院でのアライナー治療の取り組み」

上下左右4番抜歯2症例の比較 

いずれも上顎大臼歯の近心傾斜がおこり前歯DeepBiteとなった

臼歯部の近心傾斜をセクショナルで立て直しした

追加アライナーで大臼歯をアンカレッジコントロールしながら、前歯部トルクを入れながら圧下を加える

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  • ⑦うえの矯正歯科 上野聡先生

 「反対咬合の臼歯関係改善について」

 右上7過萌出もあり左側変異⇒右上7番圧下のためにナースホールディングアーチから牽引した

 Class3オペ適応だがインビザラインにて治療のためIPRをくわえてカモフラージュ的ゴールを目指した

 上顎近心移動量を減らすため、大臼歯遠心移動も検討すべき

 

⑧大山歯科クリニック 大山晃代先生

 「インビザライン治療における下顎前方移動誘導MAを使用した症例」

 12歳下顎成長促進を期待しMAを使用した 本来MAは上顎の叢生を取りながら下顎を移動させることができる

 下顎の前方移動量が3級気味に見られてきたので、追加アライナーに移行した

 CTにて歯槽骨と歯根位置を確認し拡大量は過度に入れることができないためIPRも組み込んだ。  MAのクリンチェックは下顎前方への動きが主となり、その状態から追加アライナーありきで仕上げていくこととなる

 

⑨しおはま矯正歯科 塩濱靖宜先生

 「交叉咬合へのアプローチ」

 片側7番の交叉咬合と両側7番の交叉咬合の比較

バイトの深さに治療難易度が影響される、片側性の方が両側性より困難

7番のアンカレッジバリュー減らす(遠心移動を組み込む)

下顎傾斜拡大はバイトランプを併用、7番の移動の反作用として5番6番にかかる影響に注意する

 

 

<まとめ>

アライナーで治療するうえで、最初のそもそもの診断を見誤らないことがまず失敗しない治療を行うために大切な事だと1日とおしておっしゃっていました。

また、治療途中の細かな変化を見逃さず、それが起こった原因を考えることを繰り返すことも大切で、それにはインビザラインの経験値によるものも大きいのではないかと感じました。

時代の流れとともに安易に手を出しがちなアライナー治療ですが、経験のある先生方でも思ったように動かないこともある現実も真摯に受け止めなければいけません。

この会で学ばれた先生方が診療に生かし、この先、アライナー治療を受けられる患者さんの治療がうまくいくことを願いたいと思います

 

青山アール矯正歯科 上田

 

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2019.10.15

青山アール矯正歯科 上田です

10/14(日) 福岡・博多で行われた日本舌側矯正歯科学会に、大阪院 魚田先生と参加しました

 

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今回のテーマは、「リンガル矯正とアライナー矯正の現状と未来」

舌側矯正学会でも、アライナーについてメインテーマに上がり、また参加されている先生・スタッフも例年に比べて多く関心の高さがうかがえました。

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IMG_0158午前中は、特別講演:河村純先生の「舌側とアライナー矯正のバイオメカニクス」

招待講演:Seong-Min BAE先生の「Lingual treatment for lip protrusion patient with uprighted inclination of upper incisors」

教育講演:石川博之先生の「矯正治療の効果をどのように評価するか」 3名の先生方の講演が行われました

 

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午後からは

パネリスト講演では、アライナー矯正とリンガル矯正を、それぞれ専門的な立場から装置の違いによる動的治療の一例をふまえて解説され、その後5人の先生方によるパネルディスカッションに続きました。

 

アライナー矯正では、佐本先生が「アライナーによるClassⅡ治療の利点・欠点」、藤山先生が「Clear Plastic Applianceを用いたClassⅡdivision1不正咬合の矯正治療」というテーマでお話しされました

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リンガル矯正から、宇津先生が「舌側矯正におけるワイヤーブラケットシステムの特性」、酒井先生が「矯正歯科治療の基本に戻る」、佐奈先生が「リンガル矯正の特徴と症例報告」の講演でした

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IMG_0205講演の時間か短く、細かい考えやお互いの装置の特性を紐解くまでに至らなかったことが残念ではありましたが

いずれの先生方も、装置は矯正治療を行う上でひとつのデバイスにすぎず、しっかりとした診断を行い治療する重要性は共通したご意見だったと思います。アライナー治療はクリンチェックをはじめとするデジタル技術の応用により治療適応の幅が広がったことに加えて、ワイヤー矯正と違ったメカニクスで歯を移動できる、またそれを使いこなす技量と経験値がもっとも大切なことだと感じました。

リンガル矯正においても、様々な考え方の中でブラケットを使い分けワイヤーをベンドし、スクリューや補助的デバイスを使いゴールにむかう技量はまさに職人技しかできないのではと思いました。

 

学会を通じて、どんな装置を使うにしてもその先には患者さんがいて、短くない矯正治療期間をどのように過ごし、矯正が終わった後も快適に過ごしてもらえるような矯正治療を提供することが大切なのではないかと改めて感じた1日となりました

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2019.10.04

こんにちは。衛生士の松元です。

9月26日、大阪アライン社にてインビザラインのスタッフセミナーを開催いたしました。

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今回は、大阪院徳久院長と衛生士の森岡さんと3人で講演させていただきました。

当院での診療内容、iTeroやアタッチメントの施術方法や

スタッフが覚えておくべきクリンチェックのポイントなどに加えて

院長がinvisalign PEER REVIEW AWARD2019で1位入賞した症例発表もさせていただきました。

ご参加いただいたクリニックのみなさま、ありがとうございました。

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2019.03.25

 

Japan invisalign Forum

 

 

 

 

 

青山アール矯正歯科 上田です

3/21(木) 品川で開催されたJapan Invisalign Forum2019 ジャパンインビザラインフォーラムに、大阪院 徳久院長、魚田先生、李先生と参加しました

会場には、全国から500名以上のドクターが参加されインビザライン・小児矯正の関心の高さを感じました。

さらに、iTero エレメントを利用した治療の完全デジタル化もますます加速しています。

 

Japan invisalign formu

 

今回のテーマは、テーマ:Early Orthodontic Treatment using Effective Digital Workflow 

    ~Invisalign First for Children ~    

小児1期治療「Invisalign Firstインビザライン ファースト」が日本に導入されるにあたり、その機能や対象となる症例について紹介がありました。

 

今までの小児治療オプションでは、インビザライン ティーンがあります。この治療では、治療期間も期間制限があることから、ほとんど永久歯に生え変わっている時期からスタートになってしまいます。

しかし、インビザライン ファーストはまだ前歯しか永久歯に生え変わっていなくても、インビザラインで矯正治療をスタートできるようになりました。

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インビザライン ファーストの治療対象となる歯並びは、

・第一大臼歯(前から6番目永久歯)が生えていて、少なくとも前歯2本が2/3以上萌出している

 ・少なくとも3/4顎 に乳歯(C/D/E 前から3番目、4番目、5番目の乳歯)または、まだ生えていない永久歯(3/4/5 前から3,4,5番目の永久歯)が2本以上ある

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このインビザライン ファーストは,「歯列の拡大・スペース確保」と「前歯の配列」を同時に行うことができます。

早期に治療を開始することで、永久歯への生え替わりがスムーズになり、不正咬合が悪化することなく2期治療へ進むことができます。

すべての年齢においてインビザラインの治療が適応され、成長とともに経過を見ながら適切な治療が行えるようになりました。

 

また、矯正治療に伴う虫歯や歯肉炎を心配される親御さんにとっても、取り外しができるインビザラインは安心して矯正治療を受けて頂くことができると思います。

 

インビザラインは世界600万人以上の治療実績のもと、アップデートを日々続けています。今回は、インビザライン ファースト(invisalign First)でした、今後も患者様ファーストとして診療を受けていただけるよう精進して参りたいと思います。

 

小学生~小児の矯正治療のご相談も承っております。お気軽にお問い合わせください

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Japan Invisalign Forum2019

2019.01.19

1/13 台北にて行われたTAAO(台湾アライナー矯正歯科学会)で講演いたしました

台湾アライナー矯正学会

TAAO(台湾アライナー矯正学会)は、4年前Dr Stephen Chanを中心にインビザラインを学ぶために発足した学会で、日本と友好関係も深い会です。

今回のテーマは、「Aligner-MBAアライナー経営管理学院

クリニックのマネージメントやチームビルディングにフューチャーした講演ラインナップとなっていました。

アジアのインビザライン症例数を牽引し、活躍するドクター5名が招致された今回の学会はスピーカーの勢いさながらとても盛り上がりました。

今までは、症例カンファレンスが中心で、インビザライン診療を経営の視点から見るのは初めての試みだそうです。2階席まで250名以上ドクター、スタッフで満席となり台湾の先生方のパワーを非常に感じました。


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今回、私は「How to increase the invisalign patients and maintain high quality treatment 患者数を増やす仕組みと高クオリティー治療の両立」というテーマでレクチャーしました。

会のテーマ「Aligner-MBA」を私なりにかい摘んで、クリニック運営に必要な事、診療を敷いてく上で心かけていることを実践例を用いてお話しました。

従来のワイヤー矯正とは違うインビザラインは特殊な治療ノウハウと経験値に治療クオリティーが左右されます。しかしインビザラインを深く学ばないまま、症例数を増やすことだけにフォーカスしてしまうことは大変危険です。ドクターとスタッフの協力しより良いクリニック作りは治療クオリティーに直結します。さらに、私たちドクターは責任をもって最後まで患者に尽くす気持ちを持ち続けるべきだとお伝えしました。

一つでも、台湾の先生方の診療に生かしていただけたら幸いです。

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他、4名のスピーカーの先生方の講演もとても興味深いものでした

 

Daisy You先生(香港)「Team Building & Execution Strategy to Boost Up Revenue 収益を倍増させるチーム作りと戦略」

Ronny Lie先生(香港)「From Novice to Diamond  初心者からダイヤモンドステータス経験者まで」

Carlos Augusto先生(マカオ)「Marketing and Workflow in invisalignマーケティングとワークフロー」

Cordia Lam先生(香港)「Using digital technology to increase the clinical efficiency and patient’s satisfaction 患者満足度を高め診療効率化を図るためのデジタル技術の利用」  

 

どの先生も、年間1000症例以上こなすクリニックを経営されて勢いは目を見張るものでした。スタッフ、ドクターともに細かく役割分担され診療を効率化し大規模クリニックを運営されています。デジタルにより生産性向上を徹底され、経営者としての手腕も非常に勉強になりました。

 

今回、この台湾の地で講演できましたこと大変貴重な経験をさせていただきました。

お招きいただきましたTAAOの先生方やスタッフの方々、サポート頂きました先生方(何俊徳先生Dr Stephen Chang陳建豪先生徐治民先生Dr Jimmy TsaiDr Andrew Chen )には大変感謝しております。

今後、さらにアジア各国の友好関係が深まり、インビザラインを通じて社会貢献できますよう力を尽くしていきたいと思います。

 

青山アール矯正歯科  上田桂子

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2018.11.26

青山アール矯正歯科 上田です

 

日本アライナー医療研究会

11/23 昭和大学で行われた「日本アライナー医療研究会 第4回研究会」に、大阪院 徳久院長と魚田先生と参加いたしました。

この会は、昭和大学矯正科 槇宏太郎教授、佐本博先生、土岐泰弘先生が発起人となり、インビザラインを安心・安全に普及させるため臨床的観点から症例を考察・情報をシェアする目的で開催されています。

 

冒頭では、佐本先生が海外(中国・サウジアラビア)講演を廻られてきた中から興味深いトピックの紹介がありました。

アジアのインビザライン・アドバイザリーボードを務められ、ここ数年の爆発的な発展と技術革新に各国先生方とともに貢献してこられました。

サウジアラビアはまだインビザラインの歴史は短いかもしれませんが、アジアとヨーロッパの間で両方の技術をとりいれながら発展している傾向にあります。

昨今、インビザラインのみならず似たようなアライナーシステムや、材料の開発が行われており私たちは各方面アンテナを張りながら時代の流れを読んでいく力も大切だと思いました。

日本アライナー医療研究会日本アライナー医療研究会

 

 

 

今回の講演スケジュールは

1)           タイのDr.Pokpong Amornvitによる「深刻な咬耗を伴うクラス II ディープバイトに対するPPフェイスデザインを用いた総合的なデジタルアプローチ」

佐本先生が、サウスアジアフォーラムの講演でタイを訪れた際のご縁で、今回、Amornvit先生の特別講演が行われました  

サウスアジアフォーラム2018のブログへ)

顎顔面補綴治療を専門に行うAmornvit先生ならではの、デジタル技術を応用し矯正治療と補綴治療を融合させた症例発表でした。CT,デジタルスキャン、デジタル咬合器を複合させた治療システムは今後、一層デジタル化が進んでいくと感じました。

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2)開業医によるアライナー治療のケースプレゼンテーション

毎回、さまざまなケースの治療アプローチをみんなでシェアできることは、この会のメリットでもあります。このように治療を深く追求する機会を持てることは今後のインビザライン治療の底上げにつながると思いました。

 

 

 

 3)          台湾の陳建豪先生による「埋伏歯のためのアライナーとブラケットのハイブリッド治療」

去年に引き続き、陳先生のレクチャーは学ぶことが多くありました。

インビザラインでコントロールが難しい傾斜埋伏をワイヤーとブラケット治療で効率的に治療を行う症例の発表でした。

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このように今回も、充実したプログラムで研究会が開催されましたこと、昭和大学のご協力も含め槇教授、土岐先生、そして当医院の佐本先生に感謝いたします。

年々、参加されるドクターも増えインビザラインへの関心の高まりをひしひしと感じます。

青山アール矯正歯科の一員として、より良いインビザライン治療の啓蒙と普及に尽力していきたいと思います。

日本アライナー医療研究会

 

2018.11.05

10/30から11/1まで、パシフィコ横浜にて開催された日本矯正歯科学会学術大会に参加してきました。

今年は『みんなと明るいみらいの矯正歯科医療』をメインテーマとして、国内外の様々な講演や展示がありました。IMG_2326

IMG_2329スタッフセミナーでは、歯科医療の現場において”女性の歯科専門職が目指すもの”と題し、

患者様だけでなく自分自身の生活も豊かにするためには、女性歯科医師をはじめ、衛生士や助手がどのようにすればよいのかなど、とても学びの多い講演を聴くことができました。

 

IMG_2319私自身、アメリカ矯正歯科医会には何度か参加したことはあったのですが、今回初めて日本矯正歯科学会に参加させていただきました。ポスター展示なども初めて拝見したので、興味深かったです。

LRG_DSC01002学会で学んだことを、今後の診療にしっかりアウトプットしていければと思います。

 

青山アール矯正歯科 大阪院 森岡

2018.09.14

9月9日、虎ノ門ヒルズにて、インビザラインジャパンフォーラムに参加させていただきました。

今回は主に小児矯正についての講演が多く、また新しくinvisalign firstというプランも追加になり、

今まで難しかった小児の治療も予測実現性の高い計画を立てることが可能になりそうです。

6歳から始めた患者様と大人の矯正では、メインテナンスをする方法が違ってくるため、

子供の口腔内や生活環境に合わせて計画を立てて、より良い治療の方法も勉強することができました。

 

海外では、ワイヤー矯正の見た目がきっかけで、イジメに合うお子さんも多いという衝撃的なデータがあると知りました。

そういうお子さんを少しでも減らすため、もっとインビザラインを広めていけたらと思います。

 

DSC_0309

 

また、最後のクリニカルセッションでは、インビザラインを用いた難症例の発表を佐本先生をはじめ、3名の先生方の講演がありました。

それぞれの先生方の経験を元に成功症例だけでなく、失敗症例も交えながらの講演を聞くことができました。

インビザラインだけでは難しい症例をどのタイミングでリカバリーするのかなど、多くの症例をされてきた先生方でこそわかることだと思います。

そのような貴重な講演もあり、大変勉強になる1日でした。

青山アール矯正歯科 大阪院 松元

 

japan invisalign forum2018
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マウスピース型カスタムメイド矯正装置について

■未承認医薬品等の使用

当院で使用していますマウスピース型カスタムメイド矯正装置(製品名:インビザライン®)は、日本国薬機法上の医療機器として認証・承認を得ていない装置であり、日本国歯科技工士法上の矯正装置にも該当しません。

■入手経路

当院が使用するマウスピース型カスタムメイド矯正装置(製品名:インビザライン®)は、米国アライン・テクノロジー社の製品です。
当院はインビザライン®を用いた治療システムを、米国アライン・テクノロジー社のグループ会社である「アライン・テクノロジー・ジャパン株式会社」より入手しています。

■国内の承認医薬品等の有無

マウスピース型カスタムメイド矯正装置のメーカーは国内外に多数あります。インビザライン®以外に、日本国で承認を得ている矯正装置を用いた治療法が存在します。

■諸外国における安全性に関わる情報

インビザライン®は、1998年にFDA(米国食品医薬品局)により医療機器として認証を受けていて、これまでに治療を受けた患者さんは、世界で520万人(2018年1月時点)に上りますが、重大な副作用の報告はありません。

■医薬品副作用被害救済制度について

カスタムメイドの矯正装置であり、既製品ではないため(市場流通性がありません)、薬機法の対象となりません。
薬機法の対象外であるため、医薬品副作用被害救済制度の対象とならない場合があります。

マウスピース型カスタムメイド矯正装置について
こちらで詳しくご説明しています。

通常費用 660,000円~1,100,000円(税込)
※矯正歯科治療は公的医療保険適用外の自費(自由)診療となります。
※対面初診料無料、精密検査料55,000円(税込)が別途かかります。
※調整料はかかりません。

矯正治療の料金を詳しく見る

治療内容 マウスピース型カスタムメイド矯正装置(インビザライン)による矯正治療は、マウスピース型カスタムメイド矯正装置を1日22時間以上(目安)装着して歯を移動させる治療法です。1週間~2週間毎に新しい装置に交換します。
お口の状態によって、使用する装置の枚数、交換期間、治療期間等に違いがあります。

マウスピース型カスタムメイド矯正装置による
治療の流れを詳しく見る

主なリスク、副作用、注意点等
  • 正しい装着方法で1日22時間以上使用しない場合は治療期間が延長する可能性があります。
  • 治療完了後は後戻りを防ぐため、保定装置の装着が必要になります。
  • お口の中の状態によっては、治療計画通りの結果が得られない場合もあります。
  • 治療によって、まれに歯根吸収や歯肉退縮が起こる場合があります。
  • 治療途中でワイヤー治療への変更が必要な場合があります。
  • お口の状態によっては、マウスピース型カスタムメイド矯正装置(インビザライン)に加え、補助矯正器具が必要になる場合があります。
  • 薬機法対象外の矯正歯科装置であり、医薬品副作用被害救済制度の対象外となる場合があります。

マウスピース型カスタムメイド矯正装置(インビザライン)
のリスク・デメリットを詳しく見る

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